まちづくりについて

質問

町の人口が減って、高齢化率も上がっていて不安

コンパクトシティというのはどんな街なのか

答え

不動産鑑定士は不動産のスペシャリストとして、日々不動産の評価を行っております。土地の不動産評価過程において重要なステップの一つとして『地域分析』という作業があります。これはある1つの土地をみた場合、その土地の周辺を含むもっと広いエリアについて面的な特性があり、その特性が地域内にある個々の土地価格に影響していると考えられます。このことから、土地評価はまずは、地域の特性の分析からアプローチしていくのです。つまり、地価はその土地個々のみならず周囲を取り巻く町全体の活力を表すバロメータともいえるのです。
従って近年、特に地方都市での地価の下落は常態化していますが、このことは、都市全体の活力の衰退を表しているのと同義ともいえます。
当社は不動産評価という従来の枠にとらわれず、都市活力のバロメータである地価下落の要因を明確にし、その地域の特徴や歴史まで踏まえたうえで、「どうすれば都市の衰退を食い止められるか?」言いかえれば、「どうすれば都市の価値を高めることができるのか?」この深刻な都市問題をこれまでの経験や知識を生かして少しでも解決方法に迫ることが、これからの不動産スペシャリストとに課せられた使命でもあると考えております。
当社の取り組みとしては、平成19年より国立大学法人徳島大学大学院と共同研究をはじめ、地方都市の都心居住のあり方についての研究を現在も継続しております。その他不動産カウンセラー、再開発プランナー等関連資格の下にNPO法人 不動産カウンセラー協会、社団法人再開発コーディネーター協会の他、公益社団法人日本都市計画学会、公益社団法人土木学会に属し、都市計画技術の研鑽に日々努めるとともに、まちづくりの関連情報の収集体制を整えております。
これからの日本は超高齢社会に突入するにあたって新しいまちづくりは必須課題であり、当社は、地域の人々に優しいという意味から「めざせ!!シルクシティー」をキャッチフレーズに、これまで不動産に携わってきた専門家として微力ながら地域社会に貢献できるよう鋭意企業努力し、この大きな命題にチャレンジしていく所存です。
まちづくりについては自治体だけでなく一般の市民の皆様も様々な意見をお持ちのことと思います。「不動産鑑定」ということにこだわらず、できるだけ広く、多種多様な分野の方からのご助言・ご意見等とお聞かせいただきたく存じます。

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